【40代の転職】面接1回であっさり内定は危険?知っておきたい中途採用のリアル

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1524 40代の転職【内定】
本日の相談者
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・転職の採用試験に行ったら面接1回で内定した!
・そもそも面接が1回だけの中途採用試験って大丈夫?

悩める転職希望者
悩める転職希望者

・あっさり即日内定ってやばいって聞くけど、転職しても大丈夫?
・即日内定って危険なの?転職経験者の経験談が知りたい!

本日の相談者
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・面接がボロボロだったけど受かった!他に転職希望者がいなかったのかな?

こんにちは!JOBLOGサポーターのサマーです!

転職活動中に「即日内定が出た」「面接が1回のみだった」ということを不安に思い、ご相談をいただく機会があります。

嬉しい反面、「本当に大丈夫なのかな?」と心配になる方も多いようです。

新卒の採用と違い、実は中途採用では即日内定や面接が1回というのも珍しいことではありません。

今回は、マイナビで約5年採用コンサルティングを経験し、1000社以上の企業を訪問、700名以上の転職相談を受けてきた私が、皆さんに「【40代の転職】面接1回で内定は危険?知っておきたい中途採用のリアル」についてシェアしますね!

【40代の転職】面接1回であっさり内定って、大丈夫?

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転職経験がないという方の場合、合否の通知には「1週間から2週間程度かかる」という認識の方も多いかもしれませんね。

サポーター サマー
サポーター サマー

私が実際にマイナビで訪問していた企業のうち9割「新卒採用での合否通知は最終面接から1週間~2週間程度かかる」というのが一般的だったように思います。

しかし、転職市場では合否通知の日数が新卒と比べて短くなることが多いです。

それはなぜなのでしょうか?

中途採用の面接合否は約8割が「1週間以内」

調査によると、中途採用を行っている企業の約8割が1週間以内に合否を出しているそうです。

更に、「3日以内」という企業も20%超あることがわかります。

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(出典;リクナビNEXT

つまり、5人に一人は3日以内の合否を経験するということになります。

新卒採用と比較して、中途採用は「合否までの期間が短いのが普通」ということがわかりましたね。

私が担当していた企業でも中途採用の場合、面接が1回+その場で内定という企業は珍しくありませんでした!

どうして中途採用は合否までの期間が短いの?

では、どうして中途採用の場合は新卒採用よりも早く合否が出せるのでしょうか?

それは「仮説を立てて面接に臨むことができる」からです。

本日の相談者
本日の相談者

仮説?なんだか難しそう・・・

と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。

少しかみ砕いてご説明しますね!

新卒採用の場合

新卒者は、アルバイトとして社会で働くということはできても、社員として勤務するという経験はないことの方が多いですよね。

会社の顔として働くという社会人としての経験がない場合企業はその人を「伸びしろ」で判断するしかありません。

これまでの学生としての経験から「この人が社会人になったら出来そうなこ・得意そうなこと・苦手そうなこと」想像する必要があります。

実際に入社した後のその学生の働きぶりを想像するには、様々な可能性を考えなければなりません。

例えば以下の様になります。

Bさん
学生

私は学生時代、以下のことを頑張ってきました!

・ボランティアサークルのサークル長

・カフェでのアルバイトを3年間

 

一方で以下のことは苦手です。

・環境の変化

・単調な作業

 

この学生を採用したらどう活躍できるだろう?

▼ポジティブ

サークル長の経験→人前で話したり意見をまとめるのが得意そう

カフェで3年間のバイト経験→継続力とコミュニケーション能力がありそう

▼ネガティブ

環境の変化が苦手なら、新規訪問など毎日訪問先が変わるのは難しそう

単調な作業が苦手なら事務などは向いて無さそう

 

→内勤の広報部門が合っていそう!

 

このように、学生の今までの活動や苦手なことから人柄を想像して配属先を検討します。

また、面接での受け答えや、より具体的な質問を経て、そのパーソナリティを探ります。

更に、同じ学校出身者や類似するサークル出身者、類似するアルバイト経験者など、その「学生に似た社員」を探し、その社員のケースを参考に、どのように活躍してくれそうかを想像する必要があるのです。

Aさん
学生

新卒採用の場合は面接後に確認・検討する事項が多いんですね!

その為に、新卒採用は合否まで、時間が必要なんだ!

中途採用の場合

一方で社会人経験があればその人の職歴や退職理由、志望動機からおおよそのパーソナリティを予想することが出来ます。

学歴だけでなく職歴があるだけで、わかることが増えるのです。

例えば「職歴からのパーソナリティの予想」はこのようになります。

・内勤事務経験者→毎日のルーティンが決まっている働き方の方が好きで、きっちりしたことが好きなのかな

 

・外勤営業職→1か所にとどまるよりも動いていたい行動力のあるタイプで、体力があるのかな

 

また、「退職理由からはおおよその判断軸」がわかります。

退職するというのは大きな決断です。

そのため「何を理由に退職したいと思うのか」にはその人のパーソナリティが現れます。

志望動機などに退職理由のヒントがあれば、その人の大事にしたいことがわかることがあります。

本日の相談者
転職希望者

仕事にはやりがいを感じていたが、帰りが遅くなるのがネック。小学生になる娘に寂しい思いをさせたくない。

悩める転職希望者
転職希望者

現在はエンジニアとして内勤だが、もう少し顧客の声を直接聞いて答える仕事がしたい。

など、学生よりも材料が多い分、この人はこういう人かもしれないな、という仮説をおおよそ絞り込んで立てることが出来るのです。

その仮説との答え合わせが「面接」ということになります。

ですから、その仮説との答え合わせ面接で行うことが出来るので、合否をその場で出すことが出来るというわけなのです。

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転職希望者

中途採用の場合は書類でおおよそのパーソナリティを予想できるから、面接で確認できれば、その場で合否が出せる場合があるのか!

その「仮説」を組み立てるのに重要なのが「履歴書」及び「職務経歴書」などの応募書類になるわけです。

企業は履歴書や職務経歴書などの応募書類から、あなたの「できることや得意なこと」そして「不得意そうなことや苦手なこと」を想像し、イメージを作ります。

だからこそ、あなたの長所や短所を正しく伝える上で履歴書と職務経歴書は大変重要なのです。

実際に私は企業の採用をコンサルティングしていた経験をもとに、現在転職希望者の方の履歴書添削を行っています。特に企業側が注意してみている点をお教えしますね!

企業側は応募書類から、どのように仮説を立てるのか?

あなたが採用担当だったら、履歴書からどんなことを想像するでしょうか?

私が採用担当者様とお話させていただく中で、企業が履歴書で見ている部分はおおよそ共通していると感じています。

サポーター サマー
サポーター サマー

私のこれまでの経験をもとに、企業の採用担当者が履歴書からどんなイメージを持つのか、実際の例をご紹介します。採用担当になったつもりで見てみてくださいね。

▼実際にあった履歴書からの仮説の立て方
①文字が丁寧で見やすい場合
採用担当者

とても見やすい!書類を見る相手への気配りができている!
同僚や顧客に気を配れる誠実な人なのかな?
・採用したら周囲や顧客と良い関係を築いて長続きしそう!

「文字が丁寧で見やすい人」=「長続きしそうな人」
②履歴書の写真が曲がっている場合
採用担当者

写真が曲がっているな・・・細かい作業が苦手な人なのかな?
・見る人の気持ちを考えられない、おおざっぱな人なのかも?
・あまり丁寧に仕事が出来なくて、ミスやトラブルが出てきてしまうかも・・・

「写真が曲がっている人」=「ミスやトラブルが多い人かも」
③法人を訪問する営業職で新卒から5年勤続の職歴がある場合
採用担当者

営業で5年も頑張れたんだな!

企業を訪問していたならビジネスマナーは大丈夫そう。研修は最低限でいいかな。
・5年間営業を続けられたなら行動力があり体力がありそう
・最低限の教育で、多少のことではめげずに頑張ってくれる人かも!
内勤だと退屈に感じてしまう可能性があるかな?配属を丁寧に考えよう

「法人営業を5年していた人」=「即戦力に近い人だけど配属は慎重にする必要あり」
④事務職で9年勤続→接客業3か月の職歴
採用担当者

事務職は長いけど接客業の職歴が短すぎる・・・

・事務職の方が合っていたのかな?細かい作業が得意できっちりした方なのかな。
・でも、接客業で短期離職ということは、コミュニケーションが苦手なのかも
・3か月かあ、、もう少し長く頑張れなかったのかな。よほどのことがあったのかしら。
・うちも接客業だから短期間で退職されてしまう可能性があるかな?

「短期離職経験のある人」→「短期離職のリスクがある人」

※このように、長く経験のあることに対して高く評価されても、直近の職歴がその評価を下げてしまうことがあります。

サポーター サマー
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「職歴は相対的に評価される」ということを念頭に置いて、長く務められるという根拠を提示する必要があります!

⑤転職先の仕事と前職で、共通するスキルを持っている人+今までの転職で離職から入職までの期間が短い人

転職経験はあるけれど、どこも長期就業で忍耐力や人間関係構築力のある人なんだな
・当社の職種は未経験だけど、これまでの仕事と共通するスキルを持っているな
・最低限の研修でも仕事を理解し、習得できそうだから成長が早そうだし、馴染むのも早そう
・これまでも離職から入職までの期間が短いし決断が早そう。早く合否を出そう!

「共通するスキルを持っている+退職から入職期間が短い人」=「優秀で意思決定が早いので早く合否を出すべき人

こういった⑤のようなケースの場合、面接を何度もしなくとも企業側が採用したい人材かどうかをおおよそ判断したうえで会うことが出来るため1回の面接で合否が出せるのです。

面接回数が少なくとも、適当にあなたを評価しているわけではありません。

即日内定は危険じゃない?!40代転職経験者の体験談が知りたい!

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本日の相談者
本日の相談者

それでもやっぱり即日内定や1回の面接での内定は不安だよ

そんな声が聞こえてきそうですね。

確かに、短い面接の時間で私をわかってくれているの?と不安になる気持ちはよくわかります。

今日は私が実際にご支援した転職経験者の方の中から「1回の面接で内定」となった方や、「即日合格」となった方の経験談をご紹介します。

▼早い合否がよかったケース

Aさん
40代前半 初めての転職
商社事務→医療機関事務職へ転職 面接回数1回翌日内定
Aさん
Aさん

私は転職の経験がなかったので、新卒の時の就活をイメージしていたため面接は2,3回あると思っていました。

 

その為、面接が1回しかないと知ったとき、とても驚きましたし、正直「よほど人が足りないのかな?」「急いで採用したいのかな?」という印象も持ちました。

 

しかし、面接に行ってみると、一緒に筆記試験を受けた人が10名ほどいました。

 

同じ職種の1名枠に15名の応募があったと知り、とても人気のある求人だったのだとそこでわかって、とても焦りました。

 

しかし、面接では以下の点で好印象を持っていただいていると感じました。

・前職が長期就業だったこと
・医療機関は初めてであるものの、事務職として共通のスキルが活かせるということ
・来客対応もしていたので、社内外問わず、人とコミュニケーションをとることが得意であること

 

正直、第二希望ではあったのですが、面接での雰囲気も良かったので、最後に「合格をいただけた際には、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします」と伝えて部屋を出ました。

 

すると、翌日「意気込みが感じられて大変良かったので、通常より早く決断しました」とお電話をいただきました。

 

実際、その思いから退職時期を早めてこちらに入職し現在に至りますが、入職後も大きなギャップ無く、頑張れています。

 

こちらの法人に転職してよかったと思えていますし、早く合否を出してくれたことに感謝しています。

サポーター サマー
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Aさんの第一希望は別の法人でしたが、その企業からは3日経っても合否が出ておらず、少しモチベーションが下がっていました。

こちらの法人から早く合格をいただいたことで、評価していただけたという印象につながったようで期待にこたえたいと入職を決意されたようです。

▼即日内定で喜んだものの、入社後後悔したケース

Bさん
40代後半 2回目の転職
IT企業でシステムエンジニア→接客業へ転職 面接回数1回で即日内定
悩める転職希望者
Bさん

業種が大きく変わりますが、大きな挑戦は若いうちにと考えて、ずっと気になっていた企業へ応募しました。

 

その企業の選考は1回から2回と聞いていて、人によっては当日中に内定が出ると知りました。

 

私は転職経験があり、当時働いていた会社も「面接は1回」で「即日内定」で働いていました。

 

評価された証拠だと思いましたし、実際働いていて問題もなかったので、中途採用とはそういうものだと思っていました。

なので面接が1回であることや当日の内定も抵抗はありませんでした。

 

実際に面接を受けて、その場で良い方向に話が向き、円満にその場で入職が決まりました。

とても嬉しくて、喜んだのを覚えています。

 

すでに退職していたので、翌週から入職というスピード入社となりました。

 

しかし、入職してみると、求人票に記載されていたよりも残業が多く、休みも少ないことがわかりました。

 

労働条件ももらっていなかったし、面接のときに確認しなかったのは私なので、会社だけが悪いわけではないのですが働いていて、正直もやもやしています。

 

あの時きちんと確認してから入社すればこんなことにはならなかったな、と後悔もあります。

 

転職を控えている友人には、「ちゃんと条件確認してから入社した方がいいよ」と伝えています。

内定をもらってうれしかったのに、労働条件を確認していなかったばかりに思っていたのと違う環境だったと後悔してしまうのは残念ですよね。

企業も完ぺきではないというのは当然ですが、良い面もそうでない面も、納得して入社したいというのが、共通の希望ですよね!

「即日内定は怖い?」40代の転職活動で、本当にやばい企業はどう見抜く?

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結論から申し上げますと、即日内定はやばい企業とやばくない企業があります。

前述したように、企業が「当社にフィットしている」という感覚が強く「この人を逃したくない」と考えた時にあえて使われる手法ではありますが、中には危険な場合もあります。

念のため、こういう場合は検討した方がよいというケースをシェアしますね。

本当にやばい即日内定をどう見抜く?

基本的には即日内定が出る企業=やばい企業ではないというお話をさせていただきました。

しかし、中には例外が存在します。

ポイントとして注意したいのは以下の場合です。

結論を急かす様子がある場合
直近の退職者について教えてくれない場合
「採用条件」を通知しない企業の場合

詳細をお伝えしますので、冷静にあなたの目で判断するようにしてくださいね。

ポイント①結論を急かす様子がある場合
採用担当者

今日内定出すから、明日から来てくれないと困るよ
あなたもそのつもりで来たんじゃないの?

など、威圧感のある言葉であなたの結論を急かすような言動があった場合は、注意が必要です。

「あなただから」ではなく、人が足りないという数を埋めるための採用である場合があるからです。

「優秀だから採用したい」と、あなたを評価して内定を出す場合、あなたの気持ちを尊重してくれるはずです。

採用担当者

決断まで、どのくらいの時間が必要ですか?

など、意思決定に必要な時間を確認してくれると思います。

結論を急かされたり、威圧的な態度を取られた場合、恐怖を感じるかもしれません。

しかし、大事なのは「その場で結論を出さないこと」です。

「恐れ入りますが、1週間ほどお時間いただけませんか」などと、お伝えして帰宅してください。

サポーター サマー
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もし、「今決めないなら内定は取り消します」というお話が合った場合には、辞退する方が無難です。

恐怖で支配し、結論を急かすような企業はあなたを幸せにできません。

あなたがよほど急いで働きたいという理由がない限りは、断る勇気を持ってください。

またそういう企業では、その場で「辞退します」と伝えると、トラブルになるケースがあります。

採用担当者

せっかくあなたの様な人に内定を出したのに無礼だ。
ほかに採用してくれる企業なんてないと思うよ。

など、辞退されたことに腹を立て、心無い言葉をかけられることがあります。

ですので、威圧的な対応が感じ取れた場合はその場で議論せず、いったんその場を離れ、メール等で辞退することをおすすめします。

ポイント②直近の退職者について教えてくれない

例えば「その場で内定をもらった場合」や、「1回のみの面接で翌日に内定をもらったが不安」という場合には、以下の質問をしてみてください。

Aさん
転職希望者

参考にしたいので、直近の退職者の人数、退職までの期間や退職理由を伺えますか?

という質問です。

誠実な企業は、おおよそ直近3年以内の退職者数や期間、理由について隠さずに教えてくれるはずです。

「個人情報なので申し訳ございません」「いえ、今は把握していないので申し訳ございません」などと、はぐらかされる場合は要注意です。

退職者の数が多い、退職理由について企業側に非があるなど、企業として不都合がある場合があります。

退職した人の情報は確かに個人情報ですが、名前や性別など情報を匿名化することは可能なはずです。
更に、採用担当者が退職者の退職までの期間や理由を把握していないというのが事実なら、人事情報の管理がずさんといえます。

万が一、採用部門と人事管理の部署が分かれていて、その場でわからないとしても、「確認して後日回答しますね」という文言が添えられない場合は、隠したいことがあるという見方が出来ます。

また、「あいまいな回答」も要注意です。

採用担当者

退職者は時々ありますが、皆さん家庭の事情とかですね。

というあいまいなものです。

退職者数や期間を聞いているのに、数で答えようとしない場合は危険です。

こちらも、やはり何か隠したいことがある可能性があります。

・個人情報を理由に、具体的に答えようとしない
・今は把握していないと逃げようとする
・あいまいな回答をする

上記のような場合、は注意してください。

必ず怪しいということではありませんが、退職者の情報に対して過敏に反応したり、隠すような動作がある場合は、何か理由がある場合が多いです。

ポイント③内定が出たあと、「採用条件」を通知しない企業の場合

例えば、「合格なので明日から来てください」といわれ、給与や福利厚生など労働環境に関する条件通知なく入職になるというケースがあります。

これは要注意です。

以下のようなトラブルの可能性があるからです。

仕事内容が求人票と違う
給与が聞いていた内容と違う
賞与が出ない
・急な部署異動が発生した
福利厚生が思っていた内容と違う

あとから「聞いていなかった」「知らなかった」は通用せず、泣き寝入りになることがあります。

採用条件をもらわないまま就業を始めると、思っていたのと違うということが発生してしまうこともあるのです。

サポーター サマー
サポーター サマー

即日内定が悪いのではなく、「労働条件をいただいていないまま就業を開始する」のがNGということです。

内定をもらったら、就業開始日まで日がなかったとしても、必ず「労働条件」を確認してから入職しよう

エージェントを介する場合は労働条件通知というのがある場合がほとんどですので、知らなかったということは無いと思いますが、自己応募の場合は労働条件通知をもらわずに入職してしまったというご相談も大変多いです。

即日内定の場合に限らず、必ず書面やメールで条件通知をもらい、確認してから入職してください。
そうすることで、万が一の時、その通知があなたを守ってくれます。

面接1回で即日内定が出た企業に入社したい!危険がないかどう判断すればいい?

とはいえ、面接の雰囲気だけでは判断できないという場合もありますよね。

そんな方に私がおすすめしたいのが、「内定者訪問」です。

企業を見極めるのには、とても有効な手法です。

数回面接があれば、会社全体の雰囲気情報を得られる機会も多いと思いますが、1回の面接ではそれも難しいと思います。

その場の面接の雰囲気はよくとも、入社してみたら印象が違ったというケースは珍しくありません。

内定者訪問は、あなたが後悔しないために、本当にあなたとフィットする会社なのかどうか、見極める作業です。

【内定者訪問とは】内定をいただいた会社へ、最終的なお返事の前に訪問させていただき、実際に働いている雰囲気を見学したり、可能であれば社員の方と面談の機会を作っていただくというものです。

個人情報を多く取り扱っている、入室に危険を伴うなどの入室に対する禁止事項がない限り80%以上の企業は要望すると応えてくれる印象です。

「最終的なお返事の前に一度見学は可能ですか?」とご相談いただくといいと思いますよ!

転職成功者の内定者訪問体験談

【即日内定をもらった企業に内定者見学へ行ったら、思っていたよりずっと素敵な会社だったお話】

私が2年前にご転職を支援した42歳のAさんのお話です。

年齢の件で苦戦していたようで、ご相談いただくまでに6社へ応募していましたが、面接に至るまでに時間がかかっていたようです。

ご相談をいただいて企業を厳選しなおしたところ、事務職で通算10年以上の経験があったAさんは無事に、2社から内定をいただくことが出来ました。

▼内定をいただいたa社とb社にはそれぞれ特徴がありました。

a社;年収500万円 家賃補助ありで定年60歳までの大手企業
b社;年収450万円 定年が65歳までの中小企業

Aさんは上記2社で悩んでいました。

選考を受ける前までは条件のいいa社に惹かれていました。

しかし、実際に面接に行くとb社の方が面接が和やかで、なんと即日内定が出たことによりAさんの気持ちはb社に傾きました。

1週間たち、a社からも内定が出ましたが、結果を待つ間にb社への気持ちが膨らんだAさん。

しかし、条件を鑑みると甲乙つけがたく、中々決断できずにいました。

サポーター サマー
サポーター サマー

私は、より納得感をもって進んでいただきたいと考え、念のため内定者訪問をおすすめし、実際に見に行っていただきました。

内定者訪問の結果、Aさんはb社に入社することを決めました。

「どうして年収が低い中小企業へ?」
Aさん
Aさん

【Aさんの感想】

私は最初、99%はa社に入社しようと考えていました。

 

しかし、面接がとても和やかだったb社に心惹かれ、その場で「ぜひ活躍してほしい」と言っていただけたことが心に残りました。

 

でも、条件を見ればやはりa社の方が魅力的で中々決められずにいました。

 

しかし、実際に内定者として見学に行ってみると、すぐに意思決定することが出来ました。

 

▼a社の印象

社員同士の会話もなく、殺伐とした雰囲気に見えた

・入室したときの挨拶もなくて少し怖かった

 

▼b社の印象

・社員同士がコミュニケーションをとりながら幅広い世代が一致団結しているように見えた

・入室した私に対して、立ち上がって丁寧に挨拶してくださる様子にも温かみがあった

60歳を超えてもバリバリ働く社員が輝いていて、私も将来こんな風に年を重ねたいと思えた

 

通常どの企業でも60歳を超えると、仮に再雇用していただいても年収が大幅に下がりますよね。

 

逆にb社の場合は定年が65歳までということでa社よりも5年長く正社員として勤務できるため、生涯年収を考えると圧倒的にb社の方が高くなると判断しました。

 

実際に行ってみて本当に良かったと思いました。

 

Aさんは実際に訪問してみた結果、雰囲気がよりフィットするのはb社の方がと感じたそうです。

このように、実際に企業に出向いて見てみた結果、「訪問する前とは印象が変わる」という方はとても多いです。

これまで転職希望者の方の採用をご支援してきた私は、2人に1人は、訪問前と印象が変わるという肌感覚があります。

内定者訪問を行うことで納得して入社できるので、長期就業につながっている印象があります。

サポーター サマー
サポーター サマー

Aさんからは「実際に見に行かなければ、絶対にa社にして失敗していたと思う。条件だけではなく、しっかりと現場の雰囲気を見て決めたので後悔なく決断することが出来ました!」とお話をいただきました。

私が転職活動を支援する中でも非常に嬉しかった出来事で、私はあの笑顔が忘れられません。

中にはむしろ、「即日内定が欲しい」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

もしくは「即日内定とまではいかなくても、早く合否が欲しい」という方もいるかもしれません。

そのような方に向けて、早く合格が出る方の特徴をシェアしたいと思います。

早く内定が出る人の特徴

早く内定が出る方には共通するポイントがいくつかあります。

ここでは2つのポイントをご紹介します。

①職歴がきれい

職歴がきれいだと即日内定となる確率が上があります。

職歴がきれいというのは「長期就業」+「転職回数が少ない」ということを意味します。

長期就業は一般的には3年以上をさす場合が多いですが、明確な線引きはありません。

長期就業が出来ているという時点で、企業はその人に以下の要素があると判断します。

・忍耐力
・人間関係構築力
・責任感

企業が採用したい人材の要素がすべて詰まっているともいえると思います。

長期就業しているというだけで、企業の評価はかなり高くなると言えます。

②志望動機が長くて、「御社である理由が明確」である人

こういう方はすぐにでも採用したい人になることが多いのです。

なぜならこういう仮説が立てられるからです。

志望動機が長くて、「御社である理由が明確」である人
採用担当者

・志望動機が枠いっぱいに書いてあるということはかなり志望度が高そう!
・ほかの会社ではなく、「うちに入りたい理由」が明確で、嬉しい!
・上手に志望動機が書ける優秀な人だから早く内定を出さないと、他の企業に行ってしまうかも!
→面接でギャップがなかったら、その場で採用を決められるように段取りしておこう

「志望動機が良い人」=「その場で採用したい人」

お分かりいただけたでしょうか?

「応募書類からぜひ採用したいと思えるパーソナリティを感じた」という場合、企業はその優秀な人材を逃したくないと考えます。

その為にどうするか?

サポーター サマー
サポーター サマー

企業はその場で内定を出し、「あなたに魅力を感じている」という㏚をするのです。

つまり、「面接1回で内定」また「即日内定」というのは企業が「あなたが企業側に強くフィットしていると判断した」ということの表れなのです。

本日の相談者
本日の相談者

長期就業できていない私は、中途採用してもらえない?

いいえ、そんなことはありません。
「1年以内の転職が複数回続いている」などのケースを除き、挽回のチャンスはあります。

どのように挽回するのか。

「次こそ長く働きたいと思っている」という根拠を示すのです。

▼長く働ける根拠を示す志望動機の例

「これまで短期間での離職が続いたことは、自分の忍耐力のなさに起因するものであり、深く反省しております。
今回の転職では、自分自身がこの10年一貫して興味を持ち続けていたエンジニアに挑戦し、定年まで長く経験を重ねていきたいと考えております。中でも貴社には○○という点で大変魅力を感じております。今回こそ長期就業を経て、貴社へ深く貢献できる人材となれるよう精一杯精進しますので何卒宜しくお願い致します。」

などの様に、自分が短期離職になったことを自分の責任として後悔しているということと、長期間一貫して興味があった職に就けることで長期就業を約束できそうだ、ということを伝える、などの手法で、先方にあなたの長期就業に対する覚悟が伝われば理解を示してくれるケースもあります。

転職第一志望なら期待値を超える準備が吉!

企業の中には応募書類が履歴書のみとされていることもありますが、あなたの志望度が高いなら職務経歴書も提出することをおすすめします!

「応募書類以上のものを用意して提出する」ということであなたの志望度の高さを㏚できることがあるからです。

▼職務経歴書ってなに?
履歴書よりも詳細な経験値と自己㏚が記載できる書類のことです。

書店に行くと履歴書とセットで販売されていますし、ネットからダウンロードすることも可能です。

履歴書に記載しない詳しい職歴をアピールするためのツールが職務経歴書。今までの自身の経験を応募企業でどのように生かせるかを採用担当者に伝えるための書類です。A4用紙1~2枚程度にまとめるのが一般的です。

(出典;マイナビ転職

▼職務経歴書の例

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(出典;マイナビ転職

職務経歴書を用意することで以下のことがPR出来る可能性があります。
・誠意、やる気、志望度の高さ・履歴書よりも詳細な仕事内容(担当していた仕事の範囲や、学んだこと)・これまでの仕事で身に着け、これから活かせそうな力について具体的に・なぜ他の企業ではなく御社がいいのか、御社である理由を具体的に・長所や短所
本日の相談者
本日の相談者

短所も書いていいの?

サポーター サマー
サポーター サマー

はい、短所も書くことで書類の信頼性が上がります。

①長所のみ

「私は、自身を問題解決能力のある人材だと考えております。」

②短所を長所に変える努力

「私は迷惑をかけてはいけない、という思いから自分一人で悩みを抱えてしまう癖があります。

しかし、それでは結果的に時間がかかるだけでなく最善の解決策ではない可能性もあると前職で学びました

時には同僚や上司を頼りながら周囲を巻き込んで解決していく柔軟性や、問題解決能力を大切に貴社で貢献できる人材になりたいと思います。」

②の方が、短所を理解しながら、乗り越えられる力のある人だという印象になりませんか?

短所のない人間はいません。

企業が採用したいのは「短所のない人間」ではなく「短所を理解して、乗り越えようと向き合い、挑戦している人」です。

まずは自分を客観的に見て短所を把握しているということを先方にわかっていただくためにも、自己PRへの短所の記載は有効な手法だと考えます。

応募書類以上の用意を行い、自分をよく理解しているという人であれば、採用に前向きになる企業は多いと考えます。

①職務経歴書は提出すればいいということではありません。雑な内容の場合は返ってネガティブな印象になることもありますので、丁寧に用意できた場合のみ提出してください。
②企業によっては応募書類以外のものを提出することで「準備物をよく読んでいないのか?」と誤解されることがあります。提出の際には「応募書類には記載がありませんでしたが、念のためこちらも用意させていただきました。もし御迷惑でなければご確認いただけますと幸いです」と一言添えられると、誤解を与えず安心です。

40代の転職で面接がボロボロだったのに1回で受かったのはなぜ?

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本日の相談者
本日の相談者

面接がボロボロだったのに合格したのはどうして?
逆に不安・・・

とご相談いただくこともあります。

気持ちはとても分かります!

悩める転職希望者
悩める転職希望者

スムーズなやり取りをして、しっかりと練習通りにできた方が合格に近づくのでは?
企業もそういう人を採用したいよね。

と思う方も多いと思います。

しかしそれは誤解です。

実はスムーズに話せる人ほど、以下のようなネガティブな印象を持たれることもあるのです。

採用担当者

・スムーズに話せて内容もいいけれど、もしかして面接に慣れている?

他の企業でも同じことを言っているのかな?

転職活動を長くしているのではないか?

ですから、スムーズに話せたから合格、ということではないのです。

逆にしどろもどろになってしまった、という方にもポジティブな印象を持つ採用担当者もいます。

採用担当者

・転職活動に慣れていないということは、前職にやりがいを感じていたのかな

・第一希望と言ってくれたけど本当にほかの企業を受けていなそうだから、合格を出したら喜んでくれるかな

・一生懸命最後まで自分の気持ちを伝えようとしてくれて誠実だな

また、「しどろもどろになった結果、最後まで伝えることを諦めて、途中で黙ってしまう人」もやはり大きな減点です。

大切なのは、「あなたがその企業に対して魅力を感じている、ということを諦めずに最後まで伝えようとすること」です。

面接がボロボロだったけど合格した、という方の場合は、この部分が出来ているという場合が多いです。

自分の思う合格基準が、採用のすべてではないということを知っておきたいですね!

実際に私が訪問していた企業の採用担当者様も、重視しているのは「上手に話せる人か」ではなく「誠実に本音を言ってくれているか」だとおっしゃっていました。

長く活躍務してくれる人材が欲しいということはもちろんですが、しかしながら、「上辺だけのマッチングはお互いにとってウィンウィンにならないことが多いと感じる」とおっしゃる採用担当者は多いです。

本当に当社で働くことがその人の幸せになるのかを考えるために、その人の本当の価値観を知りたいと思うのだと思います。

企業によって、どこを見ているのか、どのくらい見るのか、は違うのですね。

採用の手法も、あなたとフィットする企業なのかを見極めるヒントになるのかもしれないですね。

まとめ

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いかがでしたか。

個人的には、私は即日内定がうれしいタイプです。

やはり採用したいと思ってくれている意欲を感じるからだと思います。

しかし、感じ方や価値観は十人十色、しっかり検討してから答えを出してくれた方が安心するという方もいらっしゃると思います。

企業の中途採用は様々な手法がありますが、あなたがこの会社で頑張っていきたいと思えることが何より大切だと思います。

私の経験上、面接で違和感を感じた場合、どんなに条件が良くても入社後もやもやが残るという場合がとても多いです。

あなたは、選ばれる側であると同時に、選ぶ側でもあります。

後悔のない転職のために、素敵な内定を手にしてくださいね。

それではまたお会いしましょう。

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