応募しようと思ったのに、履歴書が手書き指定なんて時代遅れだろ!
応募はやめようかな。
働きながら転職活動しているのに履歴書を手書きするなんて無理無理!
願い下げだわ。
こんにちは!JOBLOGサポーターのサマーです。
忙しい毎日の中での転職活動、本当にお疲れ様です。
だからこそ、履歴書が手書き指定だとテンションが下がる、という方も多いのではないでしょうか?
今は、PCやスマホで入力できる履歴書フォーマットを利用される方もいますよね!手軽だし便利だと感じている方も多いと思います。
しかし、私がたどり着いた結論は、「履歴書が手書きだからという理由で応募しないという転職活動は圧倒的に不利」だということです。
なぜならこれまでマイナビで約5年採用コンサルティングを経験し、1000社以上の企業を訪問、700名以上の転職相談を受けてきた現役転職エージェントとして勤務する中で、履歴書を手書き指定している会社ほど「優良企業が多いのに、競争率が低い」と感じているからです。
つまり私は、40代の転職では履歴書が手書き指定の企業ほど、「穴場」の企業であり、「応募すべき企業」だと考えています。
今日は、なぜ履歴書が手書き指定の企業ほど応募すべきなのかについて解説し、その後、手書きの履歴書作成で気を付けたいポイントについてもご説明しますね
40代で「履歴書が手書き指定の企業は願い下げ」な転職活動は圧倒的に不利
そもそも、なぜ企業は履歴書の手書き指定を行うのでしょうか?
結論は「応募者のひととなりがよく見える、効率的な方法だから」です。
なぜなら、皆さんが思う以上に手書きの履歴書から採用担当者がわかることは沢山あるのです。
実際に私が1000社以上訪問してきた企業の中で、企業規模に関わらず3割ほどは応募書類を手書き指定していました。面接でいろんな質問をしたり、適性検査をする以上に「手書き」にはその人が表れると感じている企業がとても多かったです。
手書きの履歴書ってスマホやPCで作成した履歴書とそんなに違うかな?
手書きの履歴書から、採用担当者がどのような情報を得ているのか解説しますね。
手書き履歴書を指定する企業が見ているのは「志望度と誠実さ」
手書きを指定する企業に企業規模は関係ありません。
大企業にも、中小企業にも手書き指定の企業は存在しています。
しかし、手書きの履歴書を確認するのは、採用担当にとって「労力」がかかることです。
なぜなら、手書きの書類は応募者によって特徴が表れやすいため、チェックポイントが沢山あるので、パソコンやスマホで作成した書類よりも、手書きの書類の方が「確認に時間がかかる」からです。
なぜそんな労力をかけて履歴書を手書き指定したいのか、大企業の採用担当者にお話を聞いたことがあります。
手書き書類を確認するのに、PCやスマホ作成の履歴書の2倍の時間がかかります。
しかし私たちは、履歴書を手書きしてでも応募したいと思ってくださるその気持ちや、少しでも見やすいように工夫してくださる誠実さを見たいのです。
手書き指定することで応募者は減少しますが、志望度を高く、誠実に応募してくださる方を厳選するためにこのような手法をとっています。
このように、履歴書を手書き指定している企業というのは、「確認の労力」や「母集団の減少」というリスクを承知で、「志望度の高い応募者のみを厳選して採用したい」という思いから、この手法をとっています。
つまり、「手書きの履歴書なんか書いていられない!」という方の応募はいらない、ということです。
強気に見えるかもしれませんが、選考の基準や方針が定まっているからこそできる採用方法だと思います。
私も700名を超える方の転職支援で、数多くの履歴書を拝見してきましたが、確かに手書きの履歴書から志望度やその方の性格がよくわかると感じています。
履歴書の手書き指定を行う企業には、このように採用に対して明確な狙いがあることが多いのです。
それはつまり、採用方針が定まっている企業であり、採用に注力している企業と言えると思います。
採用に力を入れている企業というのは、「企業の本質が優秀な人材が集まる大切さにある」ということに気づいている企業です。
採用を大切にしている企業は、退職者が出にくく、安定した業績を生みやすいので、おのずと収益が上がり、社員への還元も大きくなることで雇用条件も良くなるという、良い循環が生まれます。
じゃあ、手書き指定してくる企業って「優良企業が多い」ってことか!
履歴書が手書き指定の企業を避けることは優良企業を避けることにつながります。
それはあなたの転職活動を失敗へと導いてしまう可能性があると私は考えています。
履歴書の手書き指定を実施している企業は「優良企業」と言えることが多い。
応募したい企業の履歴書が手書き指定だったら、実は「ラッキー?」
優良企業なのはわかったけど、どうしても面倒くさいな。どうしようかな・・・
ちょっとまって!
実は、応募したい企業の履歴書が手書き指定だったら、ラッキーなんです!
もしあなたが履歴書が手書き指定の企業への応募を迷っているなら、ぜひ頑張って応募いただくことをおすすめしたいと思います。
なぜなら、競合となるライバルたちも同じように思っているからです。
上記でお伝えしたように、履歴書が手書き指定の企業の場合、「ハードルが高い」と感じる方も一定数いるため、応募者の母数が減少します。
それはつまり「ライバルが減る」とも言えるのです。
私がご支援している転職希望者の方の中にも「履歴書が手書き指定の企業は避けたい」とご相談いただくことが多々あります。非常に多くの人が面倒だからという理由だけで、手書き指定を避けているのです。
私が頑張ることが出来れば、履歴書が手書き指定であるということはメリットにも変わるってことか!
手書きは時代遅れなのではなく、「企業が欲しい人材を確実に採用するための一つの戦法」だということを念頭に置いていただけると、企業の見え方が大きく変わるはずです。
手書きの履歴書を求める企業に応募するかどうかはあなた次第ですが、そこに隠された企業の本音やからくりを理解したうえでご検討いただけたらと思います。
履歴書を手書き指定する企業の意図が分かった!頑張って書いてみようっと。
ライバルに差をつけるぞー!
40代の転職は手書きの履歴書で合格に近づく!すぐできるポイント5選!
手書きの履歴書が大切なのはわかったけど、どこに気を付けて書けばいいの?
私が企業と情報交換する中で、手書きの履歴書を見るときに採用担当者が重視しているポイントは、大きく分けて5つあるように感じています。
上手かよりも「丁寧かどうか」で志望度の高さや、誠実さを見ている。
(文字を見れば殴り書きなのか、ゆっくり書いているか分かります。)
誤字脱字があるということは見直しをしない、もしくは見直していても気づかないのどちらか。注意力の有無が分かると同時に、書類を見る立場に立って確認できる誠実さがあるかどうかが分かるそうです。
文字の大きさが統一されている、文字が曲がっていないなど、統一感のある書類は几帳面さを表します。逆に、和暦と西暦が混ざっていたり、写真が曲がっていたりすると、ダイレクトにおおざっぱな印象につながるようです。
手書きで多くの文字を書くのは大変ですよね。
だからこそ手書きの履歴書で文字量が多いことに志望度の高さを感じます。
更に、志望動機の内容が「その企業だけ」に宛てた唯一無二のものになっている場合は更に評価が高くなるでしょう。
「写真の第一印象でその人の80%の印象が決まる」ともいわれています。
胸元が空きすぎた服、乱雑な髪の毛、覇気のない表情は印象を下げます。さらに、どんなにいい写真でも貼り付けの際に曲がってしまうと大きな減点ですので要注意です。
上記5つに気を付ければ、かなりレベルの高い履歴書が完成し、ライバルと大きな差がつくと思います。
実際に私が転職支援をする際は、転職希望者の方へ5つのポイントに注意して履歴書を書いていただいていますが、応募した企業から好印象を持っていただけることが多いです!上記が守れていれば、よほど職歴で短期離職が多いなどの要素がない限り、書類選考を通過する確率が高いですね。
応募書類について手書きもしくはPCという指定がなかったけど、そういう時はどうしたらいいの?
おそらく圧倒的にフォーマットを使ったスマホやPC作成で応募してくる方が多いので、手書きで志望度の高さをアピールするという方法もあります。
しかし、エンジニアやPCを使って仕事をする時間が長い職種の場合には、PCでの作成がお勧めです。
「PCの使用能力がある」とアピールすることが大切になるためです。
40代の転職で履歴書の写真を使い回したらバレる?
応募したい企業が複数社あるんだけど履歴書の写真を使いまわしてもいいのかな?
例えば不採用で返却された履歴書や、書き損じた履歴書の「写真」を二次利用してもいいのか、と考える方もいらっしゃると思います。
結論は残念ながら「NG」です。
なんとなく、NGかなとは思っていたけど、なんでダメなの?
履歴書の写真を使いまわすのがNGな理由は「落選につながってしまうことがあるから」です。
どうして写真の使いまわしが落選につながってしまうのかを解説していきます!
「写真の使いまわしが落選につながってしまう理由」は大きく分けて3つあります。
②写真を新しく用意するほど志望度が高くないと感じるから
③「最悪使いまわしだと思われてもいい」という不誠実な思考を感じるから
実際にこのような思いがなかったとしても、採用担当は一つ一つの特徴から応募者の性格を想像します。
どちらかというと履歴書は「減点方式」で見られることが多いのです。
なぜなら、SNSを通じて「履歴書はこのように書くといいですよ」というお手本やアドバイスの情報があふれている為です。
ですから、マナーを守って作成されていることが当たり前の基準となり、加点を狙うには志望動機がとてもいい、字が丁寧、写真の印象が良いなど、「他の応募者に差をつける」ということが必要になってきます。
このように当たり前の基準が上がっていることによって、少しの違和感で減点されてしまうことが多いのです。
でも、写真の使いまわしってわかるかな?
はい、ほとんどの場合わかってしまいます。
これは実際に私が面接に参加させてもらった時のことですが、応募書類を見た採用担当者が1瞬で「写真の二次利用は厳禁ですよ」と応募者にお話しされていました。
多くの履歴書を見ていると、「わずかではあるが写真が浮いている」から、すぐわかってしまうんだよね。
と、面接後に教えてくださいました。
採用担当者は皆さんが思う以上に多くの履歴書を見ています。
ですから、こちらが「わからないかな?」と思う違和感も、瞬時に見抜いてしまうのです。
①写真が必ずゆがむ
②不自然な厚みが出ることがある
私も転職の経験がありますが、写真の撮り直しは面倒ですよね。
でも、写真を使いまわすだけで落選のリスクがあると知ったら、とても怖いと思いました。
もしあなたの志望度が高い企業への応募なら、何とか、面倒な気持ちを乗り越えて準備いただきたいと思います!
どんなに些細な違和感も見抜く面接官には「写真の使いまわし」は通用しない!
また、「志望動機の使いまわし」も、採用担当にはすぐに分かってしまうので要注意です!
志望動機を魅力的にする超簡単な秘訣については下記で解説しています!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は履歴書の手書きについてお話させていただきました。
履歴書が手書きの企業なんて受ける意味がない、面倒くさい、時代遅れだという意見も目にしますし、私自身その気持ちもよくわかります!
しかし、こうした企業の狙いについてご理解いただき、あなたの選択肢の幅が広がれば幸いです。
良い職場環境はあなたのご飯をおいしくしますよ!
本日もご覧いただきありがとうございました🌷
コメント