40代で転職したら、思っていたのと違って人生が狂った!
なんでこうなってしまったんだろう・・・
大変思いつめられていますね・・・。
こんにちは!JOBLOGサポーターのサマーです。
ここ最近、転職を促すようなCMやSMSでの広告を目にすることが増えたな、と感じます。
その為、社会全体で転職すること自体のハードルが下がり、あまり細かいことを考えずに「なんとなく転職してみる」という風潮が広がっているように感じています。
その結果、「転職したら人生が狂ってしまった」という相談が、急増しています。
間違いたくないのは、「転職自体が悪いのではない」ということです。
転職によって人生が狂ってしまう原因は「転職先に対する、あなたの持つイメージが間違っていた可能性があるから」というのが私の結論です。
なぜなら、マイナビで約5年採用コンサルティングを経験し、1000社以上の企業を訪問。700名以上の転職相談を受けている現役転職エージェントの私が、実際に悩んでいる方の多くが「転職先に、間違ったイメージを持っている」と感じているからです。
もちろん、中には「求人と違った」「エージェントや採用担当者が言っていたことと入社した後の状況に乖離があった」など、不可抗力によることもあると思います。
しかし、今回はあくまで「転職先に間違ったイメージをもって入職してしまった」という場合について解説していきます。
もしあなたが、転職したら人生狂った!と感じているのであれば、その状況から今すぐ抜け出し、繰り返さないよう、ヒントになるような内容を目指していますので、よろしければご覧ください。
それではさっそく、「転職があなたの人生を狂わせた原因」について解説し、その後、中でも多い給与のお悩みについてお話します。
40代の転職で人生が狂ったのは、イメージが間違っていたから?
あなたが、「転職したら人生が狂った」と感じている原因は一体何でしょう?
結論から申し上げますと、原因は「実際の転職先の環境と、あなたのイメージが異なっていることに気づけなかったこと」にあるのではないかと思います。
え?だってちゃんと求人票も見たし、面接時には質問もしたよ!
僕のイメージと、転職先の環境が違うなんて、想像できなかったよ。
そうですよね、「確認したはずなのに・・・」というお気持ちはよくわかります。
しかし、多くの人がその「確認」の方法を間違え、「人生が狂った」と感じてしまうのです。
どうして確認を間違え、実際の転職先と異なったイメージを持ってしまうのでしょうか?
イメージが間違っていたのは、自分の中の常識に当てはめているから
私が転職希望者様から、「しっかり確認したはずなのに、入社したらイメージと違った」と相談を受ける場合、「自分の中の常識に当てはめて考えてしまい、ギャップに苦しむ」というケースがとても多いです。
自分の中の常識に当てはめているって、どういうこと?
このように、転職先に関する情報を自分の中の常識や前職での常識に当てはめて想像してしまっていませんか?
自分の尺度だけで物事を判断してしまうと、「実際はそうではなかった」ということが起きてしまうのです。
なぜなら、「一つとして同じ企業は存在しないから」です。
一人ひとり個性があるように、人間と同じで「常識やルールはその企業ごとに違う」というのが当たり前です。
自分の思う普通が、他社の普通とは限りません。
前職で当たり前だったことが、他の会社でも同じとは限らないのです。
以前ご相談をいただいた転職希望者のAさんのお話です。
前職では定期昇給の額が5000円でしたが、次の会社では2000円と半額以下でした。「まさか昇給額がこんなに違うと思わなかった」とのことで、昇給額を入職前に確認しなかったため、モチベーションが大きく下がってしまったそうです。※定期昇給=年1回必ずある昇給のこと
このように、細かいことでもイメージと異なる可能性がありますので、一つ一つ具体的に確認していく必要があります。
転職の時は、自分が思っている当たり前を疑うことが大切なんだね
なぜ「転職したら人生が狂った」のか、原因についてはご理解いただけたと思います。
もちろんすべての方に当てはまるとは思いませんが、多くの方が当てはまる現象なのではないかと思います。
私も、マイナビでの経験や、現在の転職エージェントの経験がなければ、きっとわからなかったと思います。
自分の中の当たり前を疑って細部まで具体的に確認しないと人生が狂う転職につながる
そもそも、人はどんな時に、転職先で「人生が狂った」と感じるのでしょうか?
転職をして人生が狂ったと感じる瞬間
私がご相談いただく中で、転職経験者が「人生が狂った」と感じる瞬間は以下のようなケースです。
・思っていたよりも仕事量が多かった
・聞いていた仕事内容と違った
・やりたくない仕事内容だった など
・聞いていたよりも残業が多かった
・思っていたよりも休みが少ない
・有休はあるが取得できる雰囲気じゃない
・人間関係が悪い など
・求人票で見ていたよりも給与が少ない
・賞与が突然下がった
・幹部候補で採用されたけど一向に昇格する気配がない など
ちなみに、中でもダントツで多いのが「転職したら年収がダウンして後悔している」というお悩みです。
僕も給与が大きく下がって悩んでるんだ・・・どうしてこうなったのかな?
転職してお給与が上がると思ったのに、そうならなかったらショックですよね💦なぜ転職したら給与がダウンしたというお悩みが多いのか、について解説していきます。
40代で転職したら年収がダウン!後悔する前に知ってほしい大事な書類
給与が下がったと後悔する原因として「入職後の給与の概算を知らずに入職している」というケースがあります。
え!給与の概算って、入職前に教えてもらえるの?
求人票を見て、大体このくらいかなって予想して入職してしまった・・・
実は上記の様に、給与や年収の概算について企業と話し合わずに入職している方がとても多いのです。
しかし、入社後のイメージの相違をなくし、早期離職を防ぐためにも雇用契約書と呼ばれる「採用時の雇用条件を明示した書面のやり取り」が望ましいです。
雇用契約書とは、雇用主(企業側)と被雇用者(労働者側)の間で、労働契約の内容を明らかにするために交わす契約書です。書面には、給与・就業場所・勤務時間・業務内容・昇給・退職などの労働条件に関する重要事項が記載されています。企業側と労働者側の双方が確認した後に、両者が署名押印をして締結します。
民法上は当事者の合意があれば口頭での契約も成立するため、雇用者側に雇用契約書の法的な作成義務はありません。しかし、労働契約法上は「文書として作成するのが望ましい」とされており、実際、トラブル防止のためにも作成されることが一般的です。
(参考;doda)
上記の様に特に法律で定められているというわけではありませんが、あなたの権利を守り、「言った言わない」の不毛なトラブルを回避するためにも、とても大切なものです。
雇用契約書は内定時に請求することが可能です。
もし、企業から提示がなければ「雇用契約書の作成をお願いします」とお伝えしてみてくださいね。私のような転職エージェントを利用する場合は必ず雇用契約書のやり取りがあるはずです。(もし雇用契約書の取り交わしがないエージェントがあれば要注意です!)
私も転職希望のご相談を受ける中で、「現職と雇用契約書を取り交わしていない」というお話をよく聞きます。
そもそも雇用契約書というものがあるなんて知らなかった💦
次の職場では絶対にもらおうっと。
それでは、上記の様に給与のダウンをはじめ、転職によって人生が狂ったと感じたとき、私たちはどうすべきなのでしょうか。
40代で転職を繰り返す人ってわがまま?転職失敗を今すぐ挽回する必殺技
転職に失敗した・・・どうやったらこの環境から抜け出せる?
転職を繰り返したら、わがままだと思われるかな?・・・
「転職に失敗して人生が狂った!」と感じている場合、早くこの環境から抜け出したいという気持ちになりますよね。
しかし一方で「わがままだと思われるかな」という気持ちが混同する方もいらっしゃると思います。
このままもう少し我慢するのか、転職してもいいのか悩まれる方も多いでしょう。
あなたの置かれた環境が耐え難いものであるなら転職しても大丈夫!というのが私の結論です。
短期離職(入職して1年以内に転職することの俗語)が初めてなのであれば、ポイントを守れば問題ない場合も多いです。
短期離職の際の必殺技は「他責」にしないこと
今すぐこの状況を打破したいときに使う必殺技とは「退職理由を他責にしないこと」です。
▼他責とは・・・
自分以外の人や状況に責任があるとして、とがめること。
(参考;goo辞書)
様々な理由はあるにせよ、「短期離職になる事実を自分の責任として考えられていること」が企業が見たい姿です。
企業は「この人は短期離職を繰り返さない」と感じ、安心できた時「合格」を出すのです。
具体的なケースを見てみましょう。
思っていたより残業が多くて仕事内容も想像より辛いから辞めたい!
▼他責な退職理由
このまま勤務していたら体が壊れてしまうと思ったので退職を決意しました。
「入社するまで教えてくれなかった採用担当の責任」と言っているように聞こえる。
建前が大切な面接の場では、「具体的に確認しなかった自分」にベクトルを向けるべき。
短期離職となり、現職に迷惑をかけてしまうことは大変申し訳ないですが、今回の反省を活かし、二度と繰り返さない様、次こそは御社にて長く務めたいと考えております。
=反省し、後悔しているので「今後短期離職を繰り返さないだろう」と思える内容。
もちろん、様々な事情でやむを得ず短期離職となってしまうケースが多いので、望んで短期離職になるという方は少ないと思います。
しかし、私の肌感覚では、「もしかして注文が多いタイプ?」「気難しい人なのかな?」などと、どちらかというと「短期離職する転職者の方に非があるように見られる」ことが、どうしても多いと感じています。
ですから、短期離職の際の転職活動は「少しでも現職のせいにした時点で、落選」となるリスクがありますので要注意です。
様々な事情があったことは、あえて面接で話さず、ぐっとこらえて自責を貫きましょう!そのことがあなたの印象を大きく引き上げますよ!
でも、退職理由が他責にならないように要注意!
よし、いろんな思いはあるけど、前職の悪口を言っても自分が損するだけだよな。ぐっとこらえて他責にならないように注意しよう!
ここまで、転職で人生が狂ったと感じた際に、今すぐその状況を抜け出す方法について解説しました。
最後に「今後の転職活動を成功させるためにどうするか」について解説していきますね!
転職活動を成功させる2つのポイント
結論から申し上げますと、転職活動を成功させるために大切なのは「入社前」に以下の2つを行うことです。
②内定者訪問
入社後に、ある程度イメージと違うことがあるのは当然ですが、入職先の企業の実態と、自分のイメージに大きな乖離が無いことが大切だと思います。
でも、質問や訪問をしても、採用担当者に本当のことを隠されてしまうこともあるんじゃない?
と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、具体的な質問や内定者訪問をしっかり行おうとした時、企業に必ず不自然な行動がみられると思います。
例えば以下のようなサインを見逃さないことが大切です。
・内定者訪問したいと希望しているのに中々日程を調整してくれない
・訪問できたものの、特別な理由がないのに、社員の様子を見せてもらえなかった
①の具体的な質問って何を聞けばいいの?
・入社後は、どのような仕事をどのくらい担当しますか?
・中途社員研修は座学でしょうか?OJTでしょうか?またどのくらいの期間研修があるでしょうか?
・皆さんは朝何時に来て、夕方何時に帰っていますか?
・社員同士のコミュニケーションとして懇親会や休日の集まりはありますか?年に何回くらいですか?
・ここ数年の離職率はどのくらいでしょうか?(3年間で〇人や、5年間で〇%など)
・有給取得率はどのくらいでしょうか?
・近年の賞与額はどのように変動していますか?
離職率や賞与額の変動まで聞いてもいいんだね。
数値で聞くのが大切なんだ!
こんなこと聞いてもいいのかな?と思うかもしれませんが、大丈夫です。
もちろん「恐れ入りますが」や「失礼ですが」「もし教えていただけるようでしたら」など失礼の内容、丁寧に質問すればたいていの企業は真摯に答えてくれます。
皆さんの生活が懸かっているのですから、企業も答える義務があります。
「なんでそんなこと聞くんですか?」と怒り出すような企業は「隠したいことがある」もしくは「採用に不誠実」な企業と言えると思います。「そのような企業に入社していいのか」をしっかりご検討いただくことをおすすめします。
内定者訪問については過去に詳細をお伝えしていますので、よろしければご覧くださいね。
まとめ
本日は「「40代で転職したら人生狂った!」今すぐ挽回する必殺技」について情報をシェアしました。
ただ、一つだけ考えていただきたいのは、本当に人生が狂ったのか?ということです。
大丈夫。そういう経験もあなたの糧になると私は思っています。
失敗だと思えば失敗だし、経験だと思えばあなたを強くする経験なのです。
笑い話になるときが必ず来ます。
思いつめずに、行動してみてくださいね。
今回の情報が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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